令和7年(2025年)5月16日に開催された定例会におきまして、議会の議員各位のご推挙を賜り、このような重責を担うことになりました。
議会の新役員体制
冨川新議長は就任の挨拶の中で、「市民の皆さまの声を真摯に受け止め、開かれた議会運営に努める」という決意を述べられました。
私も副議長として、議長を支え、その実現に向けて全力で取り組んでまいります。
議長 :冨川 晃太郎 議員
副議長 :池田 光隆 議員
監査委員:藤岡 和枝 議員

(中央)議長:冨川 晃太郎 議員
(右)副議長:池田 光隆
副議長としての決意
二元代表制の一翼を担う市議会の一員として、副議長の職責を全うできるよう日々精進してまいります。
特に以下の3点に力を注いでまいります。
- 二元代表制における議会機能の強化
本年4月に森臨太郎新市長が就任され、新しい市政がスタートいたしました。市長が掲げる「ひとりひとりにやさしい、ささえあいのまち宝塚」という目標の実現に向けて、議会としての役割をしっかりと果たしてまいります。
令和7年5月に公表された財政見通しによれば、今後10年間で約112.8億円の収支不足が見込まれるなど、本市は極めて厳しい財政状況に直面しています。新病院建設(約397億円)や新ごみ処理施設(約510億円)といった大規模プロジェクトも控えており、議会としてのチェック機能と政策提言機能を適切に発揮することがこれまで以上に重要となります。
市長との適切な緊張関係を保ちながら、予算や政策の審議において、市民の目線に立った建設的な議論を促進してまいります。 - 市民の皆さまに寄り添える、開かれ信頼される議会の構築
これまで私は、「声を聴く」「現場を見る」「形にする」という基本姿勢を大切に活動してまいりました。通学路の安全対策、公園の環境整備、道路の改善など、市民の皆さまの日常生活の中での「気づき」や「想い」を形にする取り組みを重ねてきました。
副議長という立場になりましても、この姿勢は変わりません。市民の皆さまの声が議会に届き、それが形になる—そのような開かれた議会運営を目指します。
議会は市民の代表機関です。議会の審議内容や議論の過程を分かりやすく市民の皆さまにお伝えし、議会への信頼を高める取り組みを進めてまいります。 - 「オール宝塚市議会」での取り組み
会派の垣根を越えて、議会全体として市民の皆さまのために最善の議論ができる環境づくりに努めます。多様な意見を尊重しながら、建設的な議会運営を支えてまいります。
これからの宝塚市には、人口減少・少子高齢化のさらなる進行、公共施設の老朽化、厳しい財政状況など、困難な課題が山積しています。これらの課題に対応するためには、議員一人ひとりが市民の代表としての使命を果たし、党派を超えて知恵を結集することが不可欠です。
これからも皆さまとともに
副議長としての職務と並行して、これまで通り、市民の皆さまの声に耳を傾け、現場を確認し、課題解決に向けて取り組んでまいります。
皆さまの日々の暮らしの中での「気づき」や「想い」が、私たちのまちをより良くしていく原動力です。
新市長が挨拶で述べられたように、「今までの経緯や現状に関する徹底的な分析と評価」が重要です。議会としても、市民の皆さまと幅広い専門家の力を結集して、宝塚の未来を切り拓いてまいります。
今後とも皆さまのより一層のご指導とご鞭撻、そしてご協力を賜りますようお願い申し上げます。